もしかしてキャパオーバー?そのサインと対処法
こんにちは。保健師でカウンセラーの下園です。
日々、がんばり屋さんほど「気づかないうちに限界を超えていた…」ということがよくあります。
今日はその「キャパオーバー」について、わかりやすくお伝えします。
◆ キャパオーバーとは?
キャパオーバーとは、自分が処理できる心や体の容量(キャパシティ)を超えて、仕事や人間関係、家事育児などに対応しきれなくなっている状態です。
外からは元気に見えても、中はパンパンで動けなくなっている…そんな状態のことを指します。
◆ キャパオーバーのサインとは?
次のような変化が出ていたら、黄色信号かもしれません:
- 「やりたいこと」さえ、やらなきゃいけないことに感じる
- 頭がぼーっとして、何から手をつけていいかわからない
- 小さなミスが増えたり、涙もろくなる
- 休んでも疲れが取れない
- 「もう何もしたくない」と感じる瞬間がある
これらはあなたが「がんばりすぎているよ」という心と体からのメッセージです。
◆ キャパオーバーに対して、カウンセリングができること
カウンセリングでは、「今の自分にとって、何が重たすぎるのか」「何を優先して、何を手放すのか」を一緒に整理します。
また、「休むこと」への罪悪感や、「自分だけががんばらないと」という思い込みにも、丁寧に向き合っていきます。
とくに保健師としてのカウンセリングは、生活全体のバランスや健康面も含めた支援ができます。心と体の両方からのサポートで、少しずつ“自分らしさ”を取り戻すお手伝いをしています。
◆ おわりに
キャパオーバーは、決して“弱さ”ではありません。
それだけあなたが一生懸命、周囲や自分の期待に応えようとしてきた証です。
限界を感じたときは、「これまでがんばった自分を、少し休ませてあげるタイミングかも」と考えてみてくださいね。